生き生きと働く、ステキな大人たちを紹介します
生き生きと働く、ステキな大人たちを紹介します

株式会社ナラ工業  代表取締役 奈良幸則さん

人前で話すのが苦手なシャイな少年時代!

 子供の頃は、小さい頃から(小学1年生頃)ピアノやそろばんを習ったり、野球チームに入ったりしていました。さらに、小学4年生頃からドラムも始めました。今でもバンドを組んでドラムをたたくことがあります。会社の近くにコンテナハウスをつくり、仲間で演奏できる場所をつくりました。

 

人前で話すのが苦手

実は、人前で話すのが苦手でした。それで、中学校の時はそのことを克服しようとして生徒会役員になりました。エピソードとして、クラスで起こした問題を学級代表として、学年みんなの前で泣きながら謝った記憶があります。

 

 

石山修武さんとの巡り合わせ

大学は、土木関係のところで勉強しました。きっかけは、高校の頃石山修武さん(早稲田大学名誉教授、日本を代表する建築家)のテレビ番組をみて建築は自分に合わないと当時思いました。

しかし、28歳の時、早稲田大学でデザインの勉強をする機会がありました。どこかでみたことがある人だと思っていたら、テレビでみた人だと気付きました。

巡り合わせとは不思議なもので、高校当時には理解できませんでしたが、早稲田大学での石山修武さんの教えは今でも心に響いています。

家は買うものではなく建てるものである!

 

現在のコンテナハウスも皆で建てたものです。

 

人生の転機~2000年をどう迎えるか!

大学卒業後、設計事務所で働きました。その間、リゾート開発や街づくりの仕事に携わってきました。

 

2000年をどう迎えるか!

転機は、30歳の時2000年をどう迎えるかということを考えるようになったことです。

北海道各地の街づくりの仕事をしてきましたが、果たして自分の街「江別」はどうなのか?

それで、江別にある父の会社に入りました。

父の会社「ナラ工業」は、農地の排水能力向上と土づくりの役割を担っている暗渠排水(あんきょはいすい)の企業です。

この仕事は北海道の農村風景を作るのに必要な仕事だと感じたからです。

また、農家さんにとっては、医者みたいな仕事と思っています。

天命と思って取り組んでいます。

また「街はつくるものでなく育てるもの」ということで野幌商店街の街づくりにも参加しました。自分の街を、好きな子供がたくさんいる街が、「持続する街」だと思っています。

将来、精一杯働いて恥ずかしい生き方をしないようにしたいです。

奈良幸則(ならゆきのり)

好きな人・言葉  新渡戸稲造

敬土農愛。人間にとって土と農業が大切。

子供たちにひとこと

坂の上の雲。何事もゴールを探しがちだが、ゴールがあるかどうかは分からない。できることを精一杯することが大事だと思います。



会社概要

会社名    株式会社 ナラ工業

 

設立              昭和57年9月

 

代表取締役  奈良幸則

 

所在地    江別市野幌代々木町13-1

 

TEL    011-384-5592

 

URL    http://www.narakougyou.com/#id0

 

事業内容   暗渠排水設計施工、トレンチャー開発製造、一般土木設計施工、

       ステビア商品製造販売、農村景観設計